“尺蠖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃくとりむし45.5%
しゃくとり18.2%
せきくわく18.2%
しゃっかく9.1%
せっかく9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瓜蠅、つゆ虫、ばった、足長蜘蛛、蚋、蚊とんぼ、尺蠖しゃくとりむし金亀子たまむし、羽蟻、蟷螂かままり、それ等の虫がそれぞれ枝と葉の宮殿のなかに休んでいる。
螽蟖の記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
虫類で、彼の嫌いなものは、蛇、蟷螂かまきり蠑螈いもり蛞蝓なめくじ尺蠖しゃくとり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
尺蠖せきくわくは伸びて而もまたかゞみ、車輪は仰いで而も亦る、射る弓の力窮まり尽くれば、飛ぶ矢の勢変りかはりて、空向ける鏃も地に立つに至らんとす、此故に欲界の六天
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
尺蠖しゃっかくちぢむは伸びんがため。いまようやく軍もととのいましたゆえ、六度征旗をすすめて中原へ出ようと思います。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尺蠖せっかくの縮むは伸びんがためという意味をさとらせようとつとめていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)