“小沛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうはい66.7%
しようはい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徐州は守備に不利なので、玄徳は小沛しょうはいの城にることとし、妻子一族は関羽の手にあずけて、もと呂布のいた下邳かひの城へ移した。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれも、いつのまにか、徐州の太守となりすましているが、聞くところによると、呂布を小沛しょうはいに置いて扶持ふちしているそうだ。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張遼がふと敵の将を見ると、それはかつて小沛しようはいの城を攻めた時、城頭から自分に向って正義の意見を呈してくれた関羽であった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
次の日、陳珪ちんけいは、また静かに、病床に横臥していたが、つらつら険悪な世上のうごきを考えると小沛しようはいにいる劉玄徳りゅうげんとくの位置は、実に危険なものに思われてならなかった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)