“小杯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こさかずき33.3%
ちいさく33.3%
コツプ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片手を畳について右の方に持ってなすった小杯こさかずきを、気前よくつつと差してくんなすったい。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小杯ちいさくッて面倒くさいね」とそばにあッた湯呑ゆのみと取り替え、「満々なみなみ注いでおくれよ」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
左右の欠刻から沁み出る護謨ごむ液が中央に集つて落ちるのを採収夫が硝子ガラス小杯コツプに受けて廻るのである。採収は未明から午前六時迄に終らねばならないと云ふ事だ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)