“将又”のいろいろな読み方と例文
旧字:將又
読み方割合
はたまた93.3%
かつまた6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併しながら、これが如何なる純粋な心情の上になされたにせよ将又はたまた最も精神的な友誼にせよ、これは一つの姦淫であることは疑へない。
姦淫に寄す (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
この訊問こそ支倉の万策尽きた今日、残された唯一の頼みの綱で、冤枉八年の叫び空しきか、将又はたまた空しからざるか正々この一挙で決するのだ。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
村人達の生活から将又かつまた思い出からそれをとりのぞいたら生々とした何が残ろう! 半年村をとざしてしまう深雪だけでも彼等の勤労の生活は南方の半分になるわけだが
禅僧 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)