“寸々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずたずた50.0%
すんずん31.3%
すん/″\6.3%
ずた/\6.3%
ずん/″\6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胸糞が悪くなつたから新聞を寸々ずたずたに引き裂かうとしたが、まア/\と一頁を返して見ると初め気が付かなかつた新刊紹介と云ふ欄がある。
初めは呻吟しんぎん、中頃は叫喚きょうかん、終りは吟声ぎんせいとなり放歌となり都々逸どどいつ端唄はうた謡曲仮声こわいろ片々へんぺん寸々すんずん又継又続倏忽しゅっこつ変化みずから測る能はず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
うたがうて立戻たちもどり、わし所行しょぎゃううかゝひなどいたさうなら、てん照覽せうらんあれ、おのれが四たい寸々すん/″\切裂きりさき、くことをらぬこのはかこやすべくらさうぞよ。
ステツキるやいなや、畜生ちくしやうつて、まど飛下とびおりると、うだらう、たゝきもひしぎもしないうちに、へびが、ぱツと寸々ずた/\れてとをあまりにけて、蜿々うね/\つてうごめいた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あいちやんは仕方しかたなく片方かたはうひぢもたれ、片方かたはううであたましたいてよこになりましたが、それでも寸々ずん/″\びてつて、一ばんしまひには、あいちやんは片腕かたうでまどそと突出つきだ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)