“宿昔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅくせき75.0%
しゆくせき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿昔青雲志、蹉跎白髪年、誰明鏡裏、形影自相憐宿昔しゅくせき 青雲せいうんこころざし蹉跎さたす 白髪はくはつとし。誰か知る明鏡めいきょううち形影けいえいみずかあいあわれむ〕とはこれ人口に膾炙かいしゃする唐詩なり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
全国の人がただ政府の一方を目的にしてほかに立身の道なしと思込おもいこんで居るのは、畢竟ひっきょう漢学教育の余弊で、所謂いわゆる宿昔しゅくせき青雲の志と云うことが先祖以来の遺伝に存して居る一種のまよいである。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
見よ、デモクラシーは宿昔しゆくせきの長夢を攪破せんとのみもがき、アリストクラシーは急潮の進前を妨歇せんとのみさわぐにあらずや。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)