“家号”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いへな33.3%
やごう33.3%
いえな16.7%
やがう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京水とあひかへりみて感じ、京水たはふれにイヨ尾張屋とほめけるが、尾張屋は関三の家号いへななる事通じがたきや、尾張屋とほむるものひとりもなし。
かまびすしくおの家号やごう呼立よびたてる、中にもはげしいのは、素早すばやく手荷物を引手繰ひったくって、へい難有ありがとさまで、をくらわす、頭痛持は血が上るほどこらえ切れないのが
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
柳原町やなぎはらちょうと町内がつながって居りますが、小田原町の家主やぬしに金兵衞と申す者がございまして、其の頃は家号いえなを申して近江屋おうみやの金兵衞と云う処から近金ちかきんと云われます、年齢としは四十二に成りますが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かまびすしくおの家号やがう呼立よびたてる、なかにもはげしいのは、素早すばや手荷物てにもつ引手繰ひツたぐつて、へい有難ありがたさまで、をくらはす、頭痛持づゝうもちのぼるほどこられないのが
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)