“定規”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうぎ68.2%
ぢやうぎ18.2%
おきて4.5%
さだめ4.5%
ていき4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といって、自分の子や周囲の子弟に、ぼくの過程をひきあいに出して定規じょうぎに当てようなんていう時代知らずでもないつもりだ。
新助の背中の傷は、定規ぢやうぎで引いたやうに眞直ぐに斬り下げてありますが、人間の手で斬つたんでは、あんなに行くものでは御座いません
りゅうりゅうと片手で振ったかしの棒に、仲裁無用の定規おきてを破らせたことであります。
人を殺せば自分も死なねばならぬというまず世の中に定規さだめがあるから、我身わがみを投出して、つまり自分が死んでかかって、そうしてその憎い奴を殺すのじゃ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
造営までなかなか手が届かぬを定規ていきに背くとて無理に合祀するは苛刻かこくもはなはだし矣。いわく、神官の俸給を増し与えたりとて、即刻何の効験、化育の功績も目に見えるほど挙がらず。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)