“官位”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カウブリ50.0%
かうぶり16.7%
くわんゐ16.7%
こうぶり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
官位カウブリはかうぶり。昔ながらの氏は氏——。なあ、さう思はぬか。紫微中臺の、兵部省のと、位づけるのは、うき世の事だは。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
官位かうぶりはかうぶり。昔ながらの氏は氏——。なあ、さう思ふだろう。紫微中台と兵部省と位づけするのは、うき世の事よ。うちに居れば、やはり神代以来かみよいらいの氏のかみづきあひをしようよ——。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
今天一坊の家來也けらいなりとて正四位上中將の官位くわんゐにて山内伊賀亮と名乘は不屆なりと叱り付れば山内から/\と打笑うちわらひ越前守殿には承知なき故疑ひ有も道理もつともなり此伊賀亮の身分に正四位上中將のそなはりある次第を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お身も、少しはなしたら、ええではないか。官位こうぶりはこうぶり。昔ながらの氏は氏——。なあ、そう思わぬか。紫徴中台しびちゅうだいの、兵部省のと、位づけるのは、うき世の事だわ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)