“安穏”のいろいろな読み方と例文
旧字:安穩
読み方割合
あんのん91.1%
あんおん6.7%
あんをん2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しばかりのたくわえを廻して三十年の間安穏あんのんに暮し、主取りをする気もなく、江戸の下町に住んだのが、私の仕合せだったかも知れません
ただわが家庭を如何いかにして安穏あんおんに経過せしめんかと心はそれのみにはしりて、苦悶のうちに日を送りつつも、福田の苦心を思いやりて共に力をあわせ、わずかに職を得たりと喜べば
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
聖武天皇は仏教に依つて、国家を治めようと思召し、天下泰平、国土安穏あんをんを祈らせ給うて、国毎に国分寺こくぶんじを建てられ、総国分寺として奈良の東大寺を建立された。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)