“子規”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しき73.3%
ほととぎす16.7%
ほとゝぎす10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何度読んでもおもしろく、読めば読むほどおもしろさのしみ出して来るものは夏目先生の「修善寺日記しゅぜんじにっき」と子規しきの「仰臥漫録ぎょうがまんろく」とである。
備忘録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
子規ほととぎすの一声もそれと同じことで、待ち兼ねておった子規の一声が聞えたのに、生憎誰もおらぬとは残念だとその一声を愛惜するのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
画はうまく出来てゐるが、そば久方ひさかたの雲井の空の子規ほとゝぎすと書いてあるのは、何の事だか判じかねた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)