“婦女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんな63.2%
ふぢよ15.8%
をんな15.8%
おなご5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫や兄弟や従兄弟いとこのことを心配顔な留守居の婦女おんな、子供、それから老人なぞが休息する兵卒等の間を分けて、右にも左にも歩いていた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
至極しごく上手の女にあらざれば此おはたやをたつる事なければ、婦女ふぢよらがこれをうらやむ事、比諭たとへ階下かいかにありて昇殿しようでんくらゐをうらやむがごとし。
婦女をんなの身としては他人よその見る眼も羞づかしけれど、何にも彼も貧がする不如意に是非のなく、今ま縫ふ猪之が綿入れも洗ひ曝した松坂縞
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
訊くようだが、お藤さんは月のさわりじゃなかったかな。よくあることよ。月の物のさいちゅうにゃあ婦女おなごはふっと魔が差すもんだ。ま、気が咎めて自滅したんだろ。とむれえが肝腎かんじんだ。