“妙齢”のいろいろな読み方と例文
旧字:妙齡
読み方割合
としごろ77.4%
みょうれい20.8%
としのころ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『兄よりは、妹のほうがもう妙齢としごろ。これは盛りを過ぎてはいかぬ。虫のつかんうちに、子葉殿も、ひとつ心がけておいてくだされ』
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これがR事件の最初の一頁ページなのであるが、それは白昼華やかな銀座街の鋪道ほどうの上で起った妙齢みょうれいの婦人の怪死事件から始まる。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
河童頭かっぱあたまの、妙齢としのころ十八九歳ばかりとも見える Made in Japan のお嬢さんが坐っていて、御者の唄う歌に調あわせて手拍子を打っているのである。