“妊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はら43.8%
みごも25.0%
やど12.5%
ぱら6.3%
ほら6.3%
みご6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ後にはな佐久夜さくや毘賣、まゐ出て白さく、「はらみて、今こうむ時になりぬ。こは天つ神の御子、ひそかに産みまつるべきにあらず。かれまをす」
そのとき、みごもったのがそもじで、その名をベーリングが、末期の際に書いたというのも、ステツレルに対する懺悔ざんげの印なのじゃ。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
やどし月の重なるまゝに人目にも立程にりければ吾助も是には殆ど當惑たうわくして種々と思案し一の巧みを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
不動様が出てござらっしゃって、左の手で母親おふくろの腹ア緊縛しっちばって、せつないと思って眼え覚めた、申子もうしごでゞもありますかえ、それから母親がおっぱらんで、だん/″\腹がでかくなって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何か、子供につける、よい名はないか。又、ほらんだらしいぞ。死ぬと、すぐ代りが出来るで、案じることはない。あはははは」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
そして、その翌年、惨事常事みごもっていた稚市ちごいちを生み落した以後は、毎年ごとに流産や死産が続いていて、彼女の肉体はやがて衰えの果てを知ることができないようになってしまった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)