“好嫌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すききらい50.0%
すききらひ25.0%
すききれ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長いことお雪は豊世に対して、好嫌すききらいの多い女の眼で見ていた。「豊世さんも好いけれど……」とかなんとか言っていたものであった。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
勝手氣儘に好嫌すききらひから出立する鼓吹と罵倒をちやんぽんに出して憚らない先生が、元來嫌な束髮を餘り甚しく滑稽化しなかつたのは難有い。
今日はもうおかずが出来たから要らないよサ。合点がってんなるめえじゃねえか。わっしが商う魚だって、品に因っちゃ好嫌すききれえは当然あたりめえだ。ものを見てよ、その上で欲しくなきゃ止すが可い。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)