“奸計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんけい90.6%
たくらみ6.3%
わるだくみ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだ悪人の奸計かんけいとおさとりなく、愚かな後悔に恋々とご苦悶あるか。悲しい哉、わが主君は、死ななければ目の醒めないお人だ」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こちらは、柳沢がそんな意地の悪いことをするとは知らないから、胸に奸計たくらみいだいていてお宮を傍に置いていたことはない。柳沢の方じゃそうじゃない。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
カーニヤッツオこの言を聞きて口をあげ頭をふりていひけるは、身を投げ入れんとてめぐらせる彼の奸計わるだくみをきけ 一〇六—一〇八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)