“女形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやま62.2%
おんながた20.3%
をやま12.2%
をんながた5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六部のかたが来てびっくりした様子で介抱しているところへ、女形おやまの方や、いろいろの方が駆けつけ、それからお役人様方が見えました。
とうとうこんな騒ぎを仕出来しでかしたんですが、だんだん調べてみると、こいつは女形おんながたで八百屋お七を出し物にしていたんです。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
六部のかたが來てびつくりした樣子で介抱して居るところへ、女形をやまの方や、いろ/\の方が驅け付け、それからお役人樣方が見えました。
昔の女形をんながたにあるやうな堅い感じの美しい人であつた。又其所へ若い露國人が來てこの夫人に踊りの稽古をして貰つたりした。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)