“夫君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくん57.1%
ハズ14.3%
せのきみ14.3%
つまぎみ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸いにもカスミ女史が、その夫君ふくんである考古学者カビ博士を紹介してくれたので、なんとかうまくやってもらえるかもしれない。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
心に空虚のあったB子夫人が、その胸に如何なる夢を描いたことやら、また其の夫君ハズが出張にでかけた翌日、偶然のように訪ねていった僕をどんなに歓待かんたいしたか。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
夫君せのきみに戀ふる歌一首并に短歌
伊勢物語など (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
この歌は、とつがれてのち、夫君つまぎみを待って読んだ歌だと解釈されているけれど、もうそのころ、武子さんは二十三歳、令嬢としては出来上りすぎている立派な人だった。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)