“大雑駁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおざっぱ66.7%
おほざつぱ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以上のいい方はあまり大雑駁おおざっぱではあるが、二三年来の詩壇の新らしい運動の精神は、かならずここにあったと思う。否、あらねばならぬと思う。
弓町より (新字新仮名) / 石川啄木(著)
大雑駁おおざっぱにいえばツルゲーネフ等にならって時代の葛藤かっとうを描こうとしたのは争われないが、多少なりともこれに類した事実が作者の視聴内にあった否乎は二葉亭はかつて明言しなかった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
以上の言ひ方は余り大雑駁おほざつぱではあるが、二三年来の詩壇の新らしい運動の精神は、必ず此処にあつたと思ふ。否、あらねばならぬと思ふ。
弓町より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)