“大隅守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおすみのかみ85.7%
おほすみのかみ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この石川島はほぼ三角形で、東に石川大隅守おおすみのかみの屋敷、西に佃島つくだじまが、それぞれ堀を隔ててあり、北が大川口おおかわぐち、南には海がひろがっていた。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
信長の一族中だけでも、従兄いとこ信成のぶなり、伊賀守仙千代せんちよ、又八郎信時など、いずれも戦死し、織田大隅守おおすみのかみ同苗どうみょう半左衛門なども深傷ふかでを負ってしりぞいたが、後まもなく死んだ。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元治げんぢ元年十一月二十六日、京都守護の任に当つてゐた、加州家の同勢は、折からの長州征伐に加はる為、国家老くにがらうの長大隅守おほすみのかみを大将にして、大阪の安治川口あぢかはぐちから、船を出した。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)