“大部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいぶ54.5%
だいぶ45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生はこの驚嘆の念より出立しゅったつして、好奇心に移り、それからまた研究心に落ち付いて、この大部たいぶの著作を公けにするに至ったらしい。
藤枝は室にはいつて、大きな机の前に腰かけると、側にちやんとおいてあつた大部たいぶの本を私の前にさし出した。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
もっとちちときみかどからいだされ、いつもおそばつかえるとて、一年いちねん大部だいぶ不在勝るすがち、国元くにもとにはただおんな小供こどものこってるばかりでございました……。
此時このとき市街地しがいち大部だいぶ沈下ちんかしてうみとなつたといふこともしるしてあるから、前記現象ぜんきげんしようおこつた場所ばしよあたらしい地盤ぢばんたりしに相違そういなかるべく、埋立地うめたてちであつたかもれない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)