“大腿部”の読み方と例文
読み方割合
だいたいぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弥勒みろくに俸給を取りに行った翌日あたりから、脚部きゃくぶ大腿部だいたいぶにかけておびただしく腫気が出た。足も今までの足とは思えぬほどに甲がふくれた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
と、妙子はテーブルの下から脚を出して、寝間着の上からてのひら大腿部だいたいぶを切る真似まねをして見せ、又あわててそこをはらう真似をした。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
どうやら嘔きけはおさまったが、腰から大腿部だいたいぶへかけて、骨がだるいような痛いような、重苦しいいやな気持である。
菊千代抄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)