“大杯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおさかずき66.7%
たいはい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頼光（らいこう）はさっそく綱（つな）にいいつけて、さっき神様（かみさま）から頂（いただ）いた「神（かみ）の方便（ほうべん）鬼（おに）の毒酒（どくざけ）」を出（だ）して、酒呑童子（しゅてんどうじ）の大杯（おおさかずき）になみなみとつぎました。
大江山 (新字新仮名) ／ 楠山正雄(著)
胸当（むねあて）につづけたる白前垂（まえだれ）掛けたる下女（はしため）、麦酒（ビール）の泡だてるを、ゆり越すばかり盛りたる例の大杯（おおさかずき）を、四つ五つづつ、とり手を寄せてもろ手に握りもち
うたかたの記 (新字旧仮名) ／ 森鴎外(著)
と大杯（たいはい）に受けたのをグイと飲んで
真景累ヶ淵 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)