“大形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぎょう43.9%
おほがた29.3%
おおがた19.5%
おおかた2.4%
おおぎよう2.4%
おほぎやう2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔父は昔の事を考えて何かと大形おおぎょうに心配したがるのを、まあまあ時代が違ったのだからと、サービスのプランなぞ相談したのですが
浴槽 (新字新仮名) / 大坪砂男(著)
思ひ切つたる大形おほがたの裕衣に引かけ帶は黒繻子と何やらのまがひ物、緋の平ぐけが背の處に見えて言はずと知れし此あたりの姉さま風なり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
としは二十八でありますが至って賢い男、大形おおがた縮緬ちりめん単衣ひとえものの上に黒縮緬の羽織を着て大きな鎖付の烟草入たばこいれを握り、頭は櫓落やぐらおとしというあたま
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なる程きり島つゝじが一メンにはへて実つくり立し如くきれいなり。其山の大形おおかた
玄関に来客があるらしく、取り次ぎに出た多津が、大形おおぎよう
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)
そこへ、湯上りの、心もち襟を抜いた大柄のセルへ、黒つぽい名古屋帯といふ、ちよつと不断すぎる恰好で、千登世は大形おほぎやうな笑顔を作りながらはひつて来た。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)