“大市”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいち60.0%
おおち20.0%
だいいち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でも、年に一度の大市おおいち、折角ですから一晩のばして、見ておいでなさいまし、江戸の者なら、なおのこと、いい土産話になりますぜ」
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
右大臣吉備真備は天武天皇の孫、大納言文屋浄三ふんやのきよみを立てようとした。然し浄三はすでに臣籍に下つた故にと固辞するので、その弟の大市おおちをたて、宣命も作られ、輿論よろんも概ね決してゐた。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
*京都の大市だいいちは天然産のすっぽんをほとんど一手に買い占め約七割、これでも不足を生じ、今は養殖を混用するにいたった。
料理メモ (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)