“夜着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よぎ95.7%
やぎ2.1%
ピヂヤマ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これでもう天井の落ちる心配もなくなつた。」書庫が出来上ると、犬養氏は夜着よぎのなかで、安心してかはづのやうに両脚を踏み延ばした。
菖蒲あやめさいていたそうでその花を一朝ひとあさ奇麗にもぎって、戸棚の夜着やぎの中に入れてあった。
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
慌てて寝台ベツドを降りると、夜着ピヂヤマの上に外套を羽織つて、お茶の仕度にとりかかつた。
海路 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)