“壬寅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんいん60.0%
みずのえとら20.0%
みづのえとら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天保十三年壬寅じんいんの年枕山は二十五になった。正月の始めには江戸に還って、大沢順軒と相携えて杉田すぎたの梅林を訪い金沢かなざわに遊んだ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
天保てんぽう十三壬寅みずのえとらの年の六月もなかばを過ぎた。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
お舟の持つてゐるのは、充分に古びを帶びた上、青錆あをさびまで浮いた眞鍮しんちゆうの迷子札で、小判形に『江戸麻布六本木庄司伊左衞門娘お藤、壬寅みづのえとら三月十七日生』