“執著”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうじゃく36.4%
しゅうちゃく27.3%
シフヂヤク18.2%
しふちやく9.1%
とらわれ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無学な多くの工人たちは、幸にも執著しゅうじゃくすべき個性を有たなかったであろう。無名な作者は、自からの名において、示さねばならぬ何物をも持ち合せなかったであろう。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
通常の用語を用いてすこぶる不正確にすこぶる困難に説明することに人々が執著しゅうちゃくしているのは、なぜであろうか。
死んだ父も、さうした物は、或は、おれよりも嗜きだつたかも知れぬほどだが、もつと物に執著シフヂヤクが深かつた。現に、大伴の家の行く末の事なども、父はあれまで、心を惱まして居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
死んだ父も、さうした物は或は、おれより嗜きだつたかも知れないほどだつたが、もつと物に執著しふちやくが深かつた。現に大伴の家の行くすゑの事なども、父はあれまで心を悩まして居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
第八講 執著とらわれなきこころ
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)