“坑口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あなぐち42.9%
マブ28.6%
こうぐち14.3%
こうこう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
龐徳ほうとくは、手足にからむ味方を踏みつぶして、ようやくあなから這い出して、坑口あなぐちから槍の雨を降らしている敵兵十人余りを一気に突き伏せ
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
・煤煙、騷音、坑口マブからあがる姿を待つてゐる
其中日記:07 (七) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
しかもその時は坑口こうぐちに沈む夕日の光りではないかと思っただけに、ホントウは何の光りか解らないまま忘れてしまっていたのであったが、現在眼の前に
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
地下道は本丸の西の廓内かくないり抜けて出る計画の下に、夜も日もついで、坑口こうこうから土をあげた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)