“土豚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どとん50.0%
どひょう25.0%
もぐら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔評〕南洲壯時さうじ角觝かくていを好み、つねに壯士と角す。人之をくるしむ。其守庭吏しゆていりと爲るや、てい中に土豚どとんまうけて、掃除さうぢよこととせず。
舞台には役者を要し、土豚どひょうには力士を要す。土豚に役者の不恰当ふこうとうなるは、なお力士の舞台に不恰当なるが如し。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
昨日きのう富家ふうかの門を守りて、くびに真鍮の輪をかけし身の、今日は喪家そうかとなりはてて、いぬるにとやなく食するに肉なく、は辻堂の床下ゆかしたに雨露をしのいで、無躾ぶしつけなる土豚もぐらに驚かされ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)