“土壇場”の読み方と例文
読み方割合
どたんば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでいながら、俺にはまだ死ぬ覚悟がつかない——このに及んで、この土壇場どたんばのぞんで! 俺はいったいどうしたらいいのだ?
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
もつとも、おめえには其處までは聽かせなかつたよ、土壇場どたんばになつて、聟の身代りになるのが嫌なんて言ひ出されると困るからな」
まだまだ最後の土壇場どたんばまでには、余る程時間がある。わしの智恵が七つ道具の考案ばかりだと思っては、大きな間違いですぞ。
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)