“四度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よたび86.4%
よど13.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魏の総勢が遠く退いた後、孔明は八部の大軍をわけて箕谷きこく斜谷やこくの両道からすすませ、四度よたび祁山きざんへ出て戦列をかんと云った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あらゆる水と共に三度みたびこれにめぐらし四度よたびにいたりてそのともを上げへさきを下せり(これ天意みこゝろの成れるなり) 一三九—一四一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
まがい物と来てはそれこそ人間の資格がない。彼の祖母が四度よど目の投身をしなかったのは善良の女でないと阿Qは思った。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
昨夕ゆうべ宿直とまりでね。なに自分の分だけなら月に三度か四度よどで済むんだけれども、ひとに頼まれるもんだからね。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)