“嘉納”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのう69.2%
うけい7.7%
うけいる7.7%
かなふ7.7%
よみ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野篁おののたかむらの「比良ひらの山さへ」と歌った雪の朝を思って見ると、奉った祭りを神が嘉納かのうされたあかしの霜とも思われて頼もしいのであった。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
◯さてエリパズらは命ぜられし如く燔祭を献げ、エホバはヨブを嘉納うけいるるに至った。その時ヨブは三友人のために祈った(九、十節)。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
わが僕ヨブ汝らのために祈らん、われ彼を嘉納うけいるべければこれによりて汝らの愚を罰せざらん……。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
しかして供物くもつの火未だわが胸の中に盡きざるさきに、我はこの獻物さゝげもの嘉納かなふせられしことを知りたり 九一—九三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
姦淫かんいんするなかれ、処女を侵す勿れ、あによめを盗む勿れ、その他一切の不徳はエホバの神のいましむるところである。バイロンの一生は到底神の嘉納よみするものとも思われない。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)