“喜捨金”の読み方と例文
読み方割合
きしゃきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親切なる喜捨金きしゃきん であったです。けれどもその金はネパールで大方使ってしまった。何に使ったかというと書物を買うたりあるいは参考品を買うたりする事のために皆使ってしまったのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
いわゆる彼忘ひぼう我忘がぼう喜捨金きしゃきんでありますからその高は言いませぬ。私はその金でまた参考書を買いました。ところが銭さえあると無くしてしまうことが好きな男だといって大宮君にしかられた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)