“哀哭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいこく50.0%
かなしみ20.0%
なげき20.0%
かなし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己の憐れさをあわれむ語である。邦訳聖書において見るもその悲哀美に富める哀哭あいこく(Lamentation)たるを知り得るのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
マイネ (樫の樹の下に横になり、あしの笛を一声はっきりと吹く、それから、抑揚ある哀哭かなしみの声で、ゆるやかに歌う)
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
クレーヴシン あれか?……あれはコルマックと美しいアイリイの死体をコノールの許に持って来る人々の哀哭なげきの声だ。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
それからのちの私たち二人は、肉体からだ霊魂たましいも、ホントウの幽暗くらやみい出されて、夜となく、昼となく哀哭かなしみ、切歯はがみしなければならなくなりました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)