“咽喉笛”の読み方と例文
読み方割合
のどぶえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとその首は、殆んど音も立てないで、ポックリと折れた中から、竹の咽喉笛のどぶえがヒョイと出て来た……人を馬鹿にしたように……。
微笑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
片腕の影がすすり泣いていると思ったのは耳のあやまりで、ケケケッ! と、けもののように咽喉笛のどぶえを鳴らして笑っていたのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
もしも文之丞があの諸手突もろてづきがきまったならば、竜之助の咽喉笛のどぶえを突き切られて、いま文之丞が受けた運命を自分が受けねばならぬ。