“咏歎”の読み方と例文
読み方割合
えいたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
または歌謡の咏歎えいたんの中に、入って来たほどの感動深い地名でも、時が経ちまた何かの原因があれば、忘れてしまいもすれば横なまっても伝えられる。
和州地名談 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
緋娑子さんの咏歎えいたんをきいていると、それが、『昔々、あるところに』の、あの『大昔』のようにきこえる。
キャラコさん:06 ぬすびと (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その見るもの聞くものが、異様な刺戟を与え、その刺戟がまたいちいち米友流の驚異となり、咏歎えいたんとなり、憤慨となるのは、また申すまでもないことであります。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)