“呼出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よびだ61.9%
よびいだ19.0%
よびだし9.5%
よびい4.8%
よびいだし4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
索搜たづね密々こつそり呼出よびだし千太郎に小夜衣よりの言傳ことづてくはしく語りおいらんは明てもくれても若旦那の事のみ云れて此頃はないてばつかり居らるゝを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼出よびいだしに相成白洲しらすに於て越前守殿其人物を御覽あるに人のあくあげ意趣遺恨いしゆゐこんなどをふくみ又有りもせぬ事柄ことがらを申懸る樣成者に非ざる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
舟まんじゅう、ころ、夜たか、比丘尼びくに、山ねこ、呼出よびだし、躍り子、白人はくじん脚摘あしつみ、地獄、蔭間、等々々の名は、みなそれらの闇の花の代名詞だった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
領主 あさまだきに如何いかなる珍事ちんじ出來しゅったいしたのぢゃ、ゆめおどろかして呼出よびいだすは?
偖も福井町勘兵衞たな勘太郎召捕めしとられ入牢申付られしが其後大岡殿呼出よびいだしの上去年霜月しもつき十七日の夜中馬喰町馬場のかたはらに住居罷在る米屋市郎左衞門隱居いんきよの老女を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)