“呪言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅごん25.0%
ジユゴン25.0%
ヨゴト25.0%
じゅげん12.5%
のろい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呪言じゅごん片哥かたうた・叙事詩の三系統の神言が、専門家の口頭に伝承せられていたのが、国家以前からの状態である。其が各、寿詞よごと・歌垣の唱和かけあい・新叙事詩などを分化した。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
私は、日本文学の発生点を、神授(と信ぜられた)の呪言ジユゴンに据ゑて居る。しかその古い形は、今日溯れる限りでは、かう言つてよい様である。
上として諷誦の責任のあつた前代の奏寿其他の天子を対象とする呪言ヨゴト、氏人に神言ノリトなどは、新作を以てする様になつても、特別の心構へを以てせねばならなかつた。
第五種(呪願じゅがん編)祭祀さいし、鎮魂、淫祀いんし祈祷きとう、御守、御札、加持、ノリキ、禁厭きんよう呪言じゅげん呪咀じゅそ、修法
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
痴話のなんのという段ではなく、顔を蒼白ませて、呪言のろいのように言われるのですから、さすがのあちきも恐しくなり、従って心も冷えますから、急におこりが落ちたようになる。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)