“含嗽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うがい77.8%
うがひ13.9%
がんそう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清逸は寝たまま含嗽うがいをすると、頸に巻きつけている真綿の襟巻をはずして、夜着を深く被った。そして眼をつぶって、じっと川音に耳をすました。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
細君が、最後の患者に含嗽うがひをさせ、手術着を脱いで出て行くと、その後から、きまつて、筒井莞爾君は、国民服に脚絆を巻いて、見学に出掛けて行く。
美談附近 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
門弟す所を知らずして恐る恐る理由を問うこと再三に及びし時、妾は盲人なれども鼻はたしかなり、匇々そうそうに去って含嗽がんそうをせよと云いしとぞ
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)