“名掛町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかけちょう50.0%
なかけまち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仙台せんだいへ引き返してから、わたしは布施ふせさんの家の人たちとも別れて、名掛町なかけちょうというところにあった宿のほうへ移りました。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
荒浜あらはまのほうからその音が聞えてきます。荒浜というところは外海にむいた砂地の多い漁村です。仙台せんだいから一里ほどあります。そんな遠いほうで鳴る海の音が名掛町なかけちょうの宿までよく聞えます。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
釈迦堂脇しゃかどうわきから二十人町、名掛町なかけまちと通り過ぎてしまえば、独眼竜伊達どくがんりゅうだて政宗まさむねが世にありし日、恐るべきその片眼を以て奥地のこの一角から、雄心勃々として天下の風雲をのぞみつつ