“召”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
49.8%
めし37.2%
5.2%
1.7%
1.3%
0.9%
あが0.9%
まね0.9%
めさ0.4%
おぼめ0.4%
めしや0.4%
めす0.4%
メシ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可笑をかしなお話をいたしましたが、策伝さくでんの話より、一そう御意ぎよいかなひ、其後そののち数度たび/\御前ごぜんされて新左衛門しんざゑもんが、種々しゆ/″\滑稽雑談こつけいざつだんえんじたといふ。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
『まあ御覧くださいまし。あの無地のおめしが、とてもよい小紋に染上がりましてな。お仕立も、吟味いたしたつもりでございますが』
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おのが夢に、天照らす大神高木の神二柱の神の命もちて、建御雷たけみかづちの神をびて詔りたまはく、葦原の中つ國はいたくさやぎてありなり。
地下ヂゲビトの歌よみが、おれの三十になつたばかりの頃、「昔見しフルき堤は、年深み……年深み、池の渚に、水草ミクサ生ひにけり」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
氏人ウヂビトたちをびつどへて、弓場ユバに精勵させ、捧術ホコユケ・大刀かきに出精シユツセイさせよう、と謂つたことを空想して居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
……お二階にかい病床びやうしやうを、ひさしぶりで、下階した八疊はちでふえんさきで、かぜひやゝかな秋晴あきばれに、どうふをがりながら
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「まあ、お美味しさうね、汽車の中でお辨當おあがりになつたときと同じだわ、まるで山の中から出て來た人みたいよ。」
汽車で逢つた女 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
と、五人十人ずつの、小さい仲間もにわかに駈けつけてくるし、その前に、頼朝からまねきの書状が飛んでいる葛西領、豊島領あたりの僧も二十、三十と郎党をきつれて、途中から加わった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此時江戸表には八代將軍吉宗公よしむねこう近習きんじゆめされ上意には奉行越前守は未だ病氣全快びやうきぜんくわいは致さぬか芝八山やつやまに居る天一坊は如何いかがせしやとほつと御溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
………おろかなりし心より思しおぼめしを
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
百果報もゝがほうのあんで、みすゞりのあもの、心ある者や、御主おしゆ加那志がなし御為おだめ御万人おまんちよために、いのちうしやげらば、おややだによ、ひきはらうぢまでもおのそだてめしやいる、おほ事拝ごとをがで、高札たかふだしるち、道側みちばたに立てゝ
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
きゝ夫はマア御愛惜おいとしい事然樣さうおぼめすは成程御道理もつとも恩を受て恩を知ぬは人でなしとは云ものゝ力業ちからわざにもとゞかぬは金の才覺うか仕樣が有さうな者と夫婦はひざ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
秀吉ガ御馬ノ先手衆サキテシユウ鑓合ヤリアハセ申スト等シク、日向守ガ備ヘヲバ突キ崩サレ、一町バカリ引退ヒキノク処ヘ、又々、敵ノ先手ツメカケ候ヘバ、秀吉、味方若シヤ押掛オシカカラレクヤト思シメシケム
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)