“古木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぼく70.6%
こぎ11.8%
こき5.9%
ふるき5.9%
コボク5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古木こぼくやうみにくうでのばして、鐵車てつしやおり引握ひきつかみ、力任ちからまかせにくるま引倒ひきたほさんとするのである。猛犬稻妻まうけんいなづま猛然まうぜんとしてそのいた。
江戸から送られて来た紀州家の荷駄は、この町のすぐうしろにある豪家で、古木こぎ甚兵衛という者の邸内へ運び込まれた。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これは前にも書いたやうに作歌上の素人しろうと談義たるのみならず、古木こき君を前にして書いたもの故、読者も余りてにせずに一読過されんことを希望してゐる。(十五・五・二十四・鵠沼くげぬまにて)
又一説? (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しきりやぶまへにある枇杷びは古木ふるき熊蜂くまばち可恐おそろしおほきをかけた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
神の古木コボクは 高く光れり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)