“反橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そりはし66.7%
そりばし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反橋そりはしを渡る所で、先の人が何かにつかえて一同ちょっととまった機会を利用して、自分はそっと岡田のフロックの尻を引張った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
我は彼に從ひつゝ、わが額をば、あたかもこれに思ひを積み入れ身を反橋そりはしなかばとなす者のごとく垂れゐたるに 四〇—四二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
虹のようなあけらんを架けた中庭の反橋そりばしを越えて来たのである。扈従こじゅうの家臣や小姓たちさえ、まばゆいばかりな衣裳や腰の物を着けていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
住吉すみよし移奉うつしまつ佃島つくだじまも岸の姫松のすくなきに反橋そりばしのたゆみをかしからず宰府さいふあがたてまつる名のみにして染川そめかわの色に合羽かっぱほしわたし思河おもいかわのよるべにあくたうずむ。