“双肩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうけん66.7%
もろかた16.7%
さうけん8.3%
かた8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば仁義じんぎのために死するとか、国家の責任を双肩そうけんになって立つとか、邦家ほうかのためには一身をかえりみず、知遇ちぐうのためにはいのちおとすとか
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
武松は唖然あぜんとした。いや次には、顔をみ破って、やにわに、背のずんぐり低いその饅頭屋の双肩もろかたへ両手をかけた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武村兵曹たけむらへいそうわたくしとは、じつ双肩さうけん重荷おもにおろしたやう心地こゝちがしたのである。じつに、うれしい、うれしい、うれしい。
幼少の頃、将来いまにおまえは何に成るの? と能く聞かれたものでした。すると私は男の子のよう双肩かた聳やかして女弁護士! と答えました。
職業の苦痛 (新字新仮名) / 若杉鳥子(著)