“半町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんちょう65.0%
はんちやう30.0%
はんちよう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半町はんちょうばかり往くと桐島のやしきが来た。花崗岩みかげいしを立てた大きな門の上には電燈が光っていた。その電燈の上に裸樹はだかぎの桜の枝がかすかに動いていた。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
半町はんちやうばかりくと、みちきふたかくなつて、のぼりがいつしよよこからえた、弓形ゆみなりまるつち勅使橋ちよくしばしがかゝつてるやうな。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
朝子はやうやく外に出ると、お湯までのわづか半町はんちようにたらない小路でも物珍らしく、一寸したことでもすぐに眼がついてならなかった。
秋は淋しい (新字旧仮名) / 素木しづ(著)