“勝頼”の読み方と例文
読み方割合
かつより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ましてや、梅雪入道ばいせつにゅうどうは、武田家譜代たけだけふだいしんであるのみならず、勝頼かつよりとは従弟いとこえんさえある。その破廉恥はれんちは小山田以上といわねばならぬ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前髪の時分にゃあ忠臣蔵の力弥りきやか二十四孝の勝頼かつよりを見るようで、ここから船にお乗りなさる時は、往来の女が立ちどまって眺めているくらいでした
尤も書くのはこつちの勝手、相手は維盛これもり樣だつて勝頼かつより樣だつて、惚れて惡いつて法はないけれど、それを相手に屆けるからうるさいことになるんでせう。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)