“加賀守”の読み方と例文
読み方割合
かがのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岐阜城第一に迎えた春の献賀（けんが）にと、丹波（たんば）長谷（はせ）の城主赤沢加賀守（かがのかみ）は、自分の秘蔵する名鷹（めいよう）二羽のうちの一羽を、わざわざ使者に託して送ってきた。
新書太閤記：03 第三分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
ところで話は二年程さかのぼって安元元年加賀守（かがのかみ）に任ぜられた師高（もろたか）という男があった。彼は例の西光の息子である。
現代語訳　平家物語：01 第一巻 (新字新仮名) ／ 作者不詳(著)
丁度（ちょうど）その時に榎本の妹の良人（おっと）に江連（えづれ）加賀守（かがのかみ）と云（い）う人があって、この人は素（も）と幕府の外国奉行を勤めて居て私は外国方（がいこくがた）の飜訳方であったから能（よ）く知（しっ）て居る。
福翁自伝：02 福翁自伝 (新字新仮名) ／ 福沢諭吉(著)