“副”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
87.3%
かな4.2%
そえ4.2%
たぐ1.4%
そへ1.4%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つい、私の怠りのため、左様な御焦慮をわずらわしましたか。——少々、病の軽くなり次第に、取り急いで御意ぎょいうよう努めまする」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然るに矛盾に滿ちて居る人の世は、如何なる時に於ても、人の望にかなつた無疾病の世といふものが現在した例を見せて居ない。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
と、口を極めて賞讃し、特にその功として、益寿亭侯えきじゅていこうに封じ、当座の賞としては、黄金の器物一そえをさずけた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれその御子を、その大神の宮ををろがましめに遣したまはむとする時に、誰をたぐへしめばけむとうらなふに、ここに曙立あけたつの王うらへり
我を主にして汝不足でもあらうがそへになつて力を仮してはくれまいか、不足ではあらうが、まあ厭でもあらうが源太が頼む、聴ては呉れまいか、頼む/\、頼むのぢや、黙つて居るのは聴て呉れぬか
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)