“到彼岸”の読み方と例文
読み方割合
とうひがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏の教えでは『到彼岸とうひがん』ということを申しまして、人を救うてこちらからあちらの岸に渡すのを舟にたとえてございます、善巧方便ぜんきょうほうべんを以て弘誓ぐぜいの舟にたとえているのでございます
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
向う岸に上った時は実に到彼岸とうひがんというような快楽を得ました。それからまあ冷たくなって居る所を摩擦するのが役ですから日に乾して摩擦しようと思ったがなかなか動くことも出来ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)